測定・分析

作業環境測定

作業者が働く環境中に有害な物質がどの程度存在し、その有害物質にどの程度、作業者や作業場所がさらされているのかを把握する測定です。 有害な業務を行う屋内作業場等については、作業環境測定基準に従って「作業環境測定」を実施し、その結果を評価し記録することが義務付けられています。 (労働安全衛生法)
有機溶剤や特定化学物質は、身体に様々な健康障害を引き起こします。事業者は有機溶剤や特定化学物質を使用している従業員をこの健康障害から守らなければなりません。 従業員が働いている場所が、健康に悪い場所ではないことを確認するために作業環境測定があるのです。

作業環境測定のイメージ画像

溶接ヒューム測定

金属アーク溶接等作業で発生する「溶接ヒューム」が新たに特定化学物質となったため、個人ばく露測定により、空気中の溶接ヒュームの濃度を2021年4月1日から2022年3月31日までに1回測定することが義務付けられました。
※測定結果が基準値以内であれば、1回の測定で大丈夫です。

溶接ヒューム測定の画像

マスクのフィットテスト測定

金属アーク溶接等作業で発生する「溶接ヒューム」を吸い込まないように、 呼吸用保護具の顔面への密着性を確認する試験になります。
呼吸用保護具の密着性が悪いと溶接ヒュームを吸い込んでしまい、健康障害を引き起こす恐れがあります。作業者の健康を守るために、作業者各人の呼吸用保護具の密着性精度が適切であるか確認が重要となり、 特定化学物質障害予防規則にてフィットテストを行うことが定められ、令和5年4月1日より実施することが 義務化され、その記録を三年間保存することとなりました。

特定化学物質障害予防規則の第三十八条の二十一の七項 事業者は、
呼吸用保護具(面体を有するものに限る。)を使用させるときは、 一年以内ごとに一回、定期に、当該呼吸用保護具が適切に装着されていることを確認し、 その結果を記録し、これを三年間保存しなければならない。

マスクのフィットテストの画像
ここからは水質分析と液体燃料分析についてご紹介します。

都道府県や市区町村で定める排水基準に適合するようにしなければなりません。水の分析では、遠隔でもサンプルをお送り頂き分析することが可能です。遠方でもお気軽にお問合せ下さい。

水質分析の画像

絶縁油中微量PCB簡易測定法マニュアル(環境省)に基づく受託分析を行っております。(加熱多層アルミナカラム/シリカゲルカラム/フロー式イムノセンサー法にて測定)
トランスやコンデンサ等の廃電気機器にはPCBを含む絶縁油が封入されているおそれがあります。
微量のPCBが混入した絶縁油に汚染された電気機器は、少量の絶縁油を採取し、PCB分析を行い含有の有無を判別し、含有している場合は「特別管理産業廃棄物」として厳正に処分する必要があります。 低濃度PCB廃棄物の処理期限は令和9年3月31日までとなっております。
お手持ちのトランスやコンデンサがございましたら、弊社へ絶縁油のPCB分析をご依頼ください。

PCB分析の画像

燃料油分析/潤滑油分析

廃重油や廃エチレングリコールを処理し出荷基準の品質管理を行っております。燃料油や潤滑油等の油材の分析も受託いたします。

液体燃料分析機の画像