作業環境測定(有機溶剤・特定化学物質)のご案内
作業環境測定(有機溶剤・特定化学物質)とは
作業者が働く環境中に有害な物質がどの程度存在し、その有害物質にどの程度、作業者や作業場所がさらされているのかを把握する測定です。 有害な業務を行う屋内作業場等については、作業環境測定基準に従って「作業環境測定」を実施し、その結果を評価し記録することが義務付けられています。 (労働安全衛生法) 有機溶剤や特定化学物質は、身体に様々な健康障害を引き起こします。 事業者は有機溶剤や特定化学物質を使用している従業員をこの健康障害から守らなければなりません。 従業員が働いている場所が、健康に悪い場所ではないことを確認するために作業環境測定があるのです。
作業場所
作業環境測定は、以下のような場所で行われます。
- 塗装作業場:ペンキやコーティング材を使用する場所。
- 製造工場:塗装や溶接などで有機溶剤を使用する場所。
- 化学工場:化学物質を使った生産プロセスが行われる場所。
- 印刷業:インクや溶剤を使う場所。
当社測定機関
作業環境測定機関 12-41 3号(特定化学物質)・5号(有機溶剤)
③特定化学物質第1類物質、第2類物質の製造・取扱いを行う屋内作業場
⑤有機溶剤を行う屋内作業場
千葉県のHP内PDFで、登録を確認。(別ページが開きます)
ご依頼の流れ
ご依頼は、お手数ですがお問い合わせフォームまたはお電話にて承っております。
作業場所や測定対象となる化学物質について、簡単に情報をお伝えいただけるとスムーズです。
ご不明点やご質問がございましたら、どうぞお気軽にご連絡ください。皆様からのご連絡をお待ちしております。
ご依頼を受けた後、専門スタッフが現地調査にお伺いします。この事前調査では、以下の内容を確認します。
作業場所の環境(作業環境の状態や構造)
使用している有機溶剤や特定化学物質の種類
作業者の作業方法や作業時間
測定すべき物質の選定
この情報を元に、測定計画を立て、必要な機材やサンプリング方法を決定します。
現地での事前調査をもとに、作業環境から実際にサンプルを採取します。サンプリングには専用の機器を使用して、作業場の空気中に含まれる有機溶剤や化学物質の濃度を測定します。サンプリングを行う際は、作業場所や使用している物質に応じた適切な方法で、複数回の測定を行うこともあります。

サンプリングしたサンプルは、専門の分析機関で詳細に分析されます。この分析では、サンプル中に含まれる有機溶剤や化学物質の濃度が基準値を超えていないかが確認されます。分析結果に基づき、必要な場合は作業環境の改善提案を行うことがあります。

分析結果を受けて、作業環境の安全性を評価します。この評価は以下の内容を含みます:
- 測定結果が法定基準に適合しているかどうか
- 必要な場合、作業環境の改善点や対策(換気、個人防護具の使用、作業方法の見直し等)の提案
- 作業者の健康リスクがどの程度かを評価し、対策を講じるべきかどうかの判断

評価結果に基づき、改善計画を提案し、必要な対応をアドバイスします。
以上が、作業環境測定のご依頼から結果までの流れです。
お客様には、測定の結果や改善点についての報告書を提出し、必要に応じて追加の対応策を提案させていただきます。
上記の内容に関して、お問い合わせフォームまたはお電話でのご依頼をお待ちしております。
何かご不明点がございましたら、どうぞお気軽にご相談ください。